調剤薬局の実態について記事一覧
調剤薬局の収支について紹介
調剤を取り巻く環境は年々厳しくなっていますが、大手調剤薬局は増収増益が続いています。調剤薬局の収支はどのようなものでしょう。収支差額はおおむねプラスになっている診療報酬は、定期的に見直されます。その前年の6月に中医協は医療経済実態調査を行います。これは医療機関、調剤薬局の経営の実態を把握するものです...
調剤薬局の経営実態ってどうなってるの?
調剤薬局の収入源は保険調剤が大部分です。これは医療保険制度の中にあるもので、規制が多く、一般企業のように合理化や効率化を追求してコストダウンをすることは出来ないのです。経営資源は、薬価差がポイント調剤薬局が自らの努力で利益を上げるには方法は二つ考えられます。一つは店舗を増やしスケールメリットを出すこ...
薬価差益問題とは?しくみやジェネリック医薬品などについて
薬価差とは、医薬品の購入価格と保険者への請求価格の差です。薬局や医療機関が購入する実際の薬剤費は自由価格です。しかし、被保険者には公定価格で請求されますから、その差額は利益となります、この価格差を薬価差といいます。適用品目を規定した薬価基準は価格について薬価は国で決められるものです。メーカーが自由に...
薬価基準の仕組みとは?収載・価格・コードなど
薬価基準は医療保険で使用できる医薬品の品目と価格を決めたものです。薬価は2年に一度見直されます。実際の販売価格を調査して実勢価格を反映するよう改定されます。市場実勢価格を反映する既収載品薬価基準に収載される医薬品には、既収載品、新医薬品、後発医薬品があります。それぞれについて、薬価の算定方式が違いま...
調剤薬局のパラダイムシフトについて
ここ数年の間に、調剤薬局を取り巻く環境が大きく変わっています。従来のやり方をするだけでは、通用しないようになってきているのです。要因は色々ありますが、そもそもの医薬分業は誰のために、どうあるべきかを考えるべきでしょう。公的資金で成り立っている経営原資今、社会は変革の時を迎えています。それは我々が当た...
調剤薬局業界の再編について。大手チェーンのシェア拡大
調剤薬局にも大手チェーンがあります。業績はスケールメリットを生かし伸びています。しかしシェア(市場占有率)はそう高いものではありません。これからは再編・淘汰が始まります。市場占有率が1割強しかない大手10社これまで調剤薬局は、国策による医薬分業推進により保護されてきたと言っても過言ではありません。従...
調剤薬局は増加し、企業数は減少している様子
医薬分業の進展で調剤薬局を含む薬局数は年々増加していますが、企業の数は減少しています。このことは業界が再編・淘汰されていることを示しています。調剤薬局は、コンビニよりも多い2010年に調査した薬局数は全国で5万3000軒でした。東日本大震災で宮城・福島は除かれているので、おそらく5万4000店舗くら...
ドラッグストアによる調剤市場への参入
ドラッグストアには最近「処方せん受け付け」と大きく表示した店舗が目立ちます。調剤薬局業界にドラッグストアが参入し、競争は一段と激化してきました。待ち時間に買い物ができるなどの利便性2009年の改正薬事法施行によって、大幅に規制緩和がなされました。その内容は@医薬品のリスク別の販売 A新しい資格者の登...
調剤薬局を囲い込む医薬品卸業界
医薬品の卸業が、調剤薬局の経営をするという動きが目立つようになりました。卸業は、メーカーとユーザー間の物流をするのが主目的です。この理由は何故なのでしょう。調剤薬局経営の不振を補う現在、医薬品卸業は4大卸に集約されます。メディパルホールディングス、アルフレッサ、スズケン、東方ホールディングスです。こ...
薬局経営に影響を与える消費税引き上げ
政府の決定で、消費税率は段階的に引き上げられ、14年4月に8%、15年10月に10%に引き上げられます。国民生活にも影響がありますが、調剤薬局の経営に及ぼす影響はなんでしょうか。消費税を転嫁できない調剤薬局消費税は景気変動を受けない安定税です。日本では1989年竹下内閣3%導入、97年橋本内閣5%に...