薬局への就職で何を重視するべきか?
ツイートどういったところに、就職するかというのはどんな職業に限らず迷いがあります。薬剤師の場合でも、自分が目指す薬剤師と就職先のポリシーが、一致すればいいですね。
経営理念が共有化されているか?
薬剤師は過剰の時代に入ろうとしています。薬局の統合時代に入るためです。調剤薬局は大手の上場企業があり、薬剤師にとってその待遇もいいものでした。薬剤師が、待遇や会社の規模で就職先を決めると、結局新しい条件のいい就職先があると、転職を繰り返してしまいます。一生を通してみると、いい薬剤師人生を送ったとはいえなくなるのです。
経営者は、薬剤師のスキルと人間としての魅力を兼ね備えた人物が欲しいのです。これはどんな職種でも、規模の大小にはかかわらず同じです。
薬剤師側は、企業のどの部分を見て選択の基準とすればいいのでしょうか。しっかりした会社の経営理念を持っていることとそれだけではなく、その理念を実行する行動するための指針があるか、そして実行できているかを見ることです。トップから社員までが、同じ方向を向いて仕事をしていることが理想です。
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成長できる企業かどうか?
仕事を選ぶのは、人生でとても大切なことです。多くの時間と労力をかけても惜しくはありません。就職先は個人と企業が納得して、お互いを尊重することができる企業の風土があることが大切です。
例えば、面接は企業が個人を選ぶのですが、直接、薬局を訪問してスタッフの仕事や話を聞くのも、逆にいいですね。その会社が人を育てようとしているか、使い捨てなのかも大切です。福利厚生施設だけでなく、教育を段階ごとに行っているかどうかが重要です。
また、個人により興味も違うでしょう。学会や研修会などへの参加をサポートする体制が、出来ているかどうかでも判断できます。人生は経験の蓄積です。いいシステムがあれば、将来の自分の姿が見えることでしょう。
基本は、薬剤師としての仕事内容です。自分の思っていたことと同じなのか?やりがいがあるのか?です。日々、自分が医療に貢献できてるという実感と、これからどうなっていくのだという将来像が想像できることは大切です。
■経営理念
企業が経営活動を展開するときに指針となる基本的価値観、哲学、信念あるいは目標。経営戦力の策定、意思決定の拠り所となり、組織が行動を起こすときの精神的支柱として、企業の諸活動の基本となるもの。
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