入りやすく利便性の高い薬局とは?

入りやすく利便性の高い薬局とは?

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買い物をするとき、入りやすい店と、入りにくいと感じる店があります。これにははっきりした理由があります。調剤薬局も同様です。

 

入りやすく利便性の高い薬局とは?

 

重要性の高い外観や店舗のイメージ

 

ドラッグストアは急成長しました。それはなぜでしょう。世界最大のドラッグストアであるウォルグリーンや日本のマツモトキヨシは、立地として交差点の角地を優先的に選びます。これは目につきやすく、いつでもそこにある事を記憶させ、必要な時は思い出させるのです。また、入口は開放的です。ということは出やすい店でもあるのです。

 

これに対して、旧薬局は狭い入口で、中も狭く入りにくい印象でした。自由に選べず「買わせていただいている」感が強かったのです。同様にコンビニを考えてみます。こちらも同様で、レジは入って正面入口の右か左に位置しています。コンビニはセルフ販売にちかいものです。

 

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この場合、買わないこともあります。出るとき顔を合わせないように、入るとき直接目が合わないように工夫してあります。買うときだけ相対するようにしてあるのです。客と店員がお互いいるのは分かっているが、干渉しないように不即不離の関係を保っています。

 

日本の調剤薬局はそのような配慮には欠けています。扱う商品が多いこと、カウンターで隔てられているなどの制約はありますが、コンビニのような工夫は必要です。

 

 

ただ、工夫をしている調剤薬局もあります。北海道で、バスターミナルに近接して開設している薬局は、ガラス張りで薬剤師の仕事がよく見えます。処方せんの持ち込みが増えたそうです。また、九州では調剤室をガラス張りにしたところ、安心感を産み、やはり処方せん枚数が増えたのです。

 

新しいところでは、ドライブスルーの調剤薬局が増えてきました。動きにくい高齢患者、風邪など移りたくない患者、ぐずる子供がいる場合、雨の日などには便利です。患者志向がこれからの調剤薬局の在り方でしょう。もっと目線を患者に向けると同時に、入れ物である薬局のイメージを変えて欲しいものです。

 

 

■ドライブスルー薬局
日本初のドライブスルー薬局は宮城県の仙台調剤が始めた。薬局の新しい業態として1店目の開局から注目され、全国各地から見学者が訪れる。現在は多くの調剤薬局やドラッグストアで導入している。




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