薬歴とは何か?
ツイート薬歴は、患者の服用歴を経時的に記載した記録です。すなわち、薬歴は薬剤師が書く、医師のカルテに相当するものです。これは日本独自のもので、世界に誇れるシステムです。
刑事的に記録・保管しないといけない患者の服用歴
薬歴とは、個人の薬の服用状況を経時的に記録したものです。その内容は、薬の名称、服用量、日数などが経時的に記録されています。そして個人のアレルギー歴や副作用歴、病歴、体質、妊娠、嗜好品(タバコ、飲酒等)、併用薬の有無なども記載されています。
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処方せんが医師から出た時に、これらの情報とを付き合わせて検討をします。まず、前回と同じ処方かどうかです。同じなら、変化は少ないはずですし、変わっていれば理由を検討します。疑問が生じれば、疑義照会を医師にします。薬物治療のためにはこの薬歴が欠かせません。「飲み合わせ」「副作用はでていないか」「服薬は指示通りか」「薬の保管は適切か」などで薬剤師は判断を行います。
最近は薬歴も電子化され、電子薬歴が使われるようになりました。読みやすく画一書式で管理もしやすいですし、何よりも検索が容易です。ここで、薬歴は非常に重要な個人情報であることを認識しなければなりません。そして、すべての薬剤師が自由に閲覧出来るものでもありません。保管、管理には最新の注意が必要です。
■薬歴
薬局で作成される患者個人の薬などの記録。薬の使用歴、アレルギー等の特異体質の有無、過去に薬を服用して起こった副作用などが記載され、調剤や大衆薬の販売時に参考にされ、患者からの薬に関する相談などにも使われる。最近はレセコンと連動した電子薬歴が登場してきた。検索がスピードアップ処理監査や副作用など、様々なチェックを行うことができる。
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