年間7億枚も処理される処方箋

年間7億枚も処理される処方箋

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2010年度には発行された処方せんは7億3000万枚です。国民一人あたり5.5枚受け取っていることになります。それに伴い医療費の中で調剤金額費も増加して来ています。

 

年間7億枚も処理される処方箋

 

処方せんの単価、薬代が7割以上

 

1974年(分業元年)から36年の時間が経ちました。当初、処方せんの発行枚数は720万枚でしたが、現在ではその100倍に達しました。医薬分業が悲願であった薬局の、発展に伴う様々なデータを拾ってみます。分業率の高低では、高いほうが処方せんの単価が低く、低いほうが単価が高い傾向です。沖縄県では6627円、石川県では10211円です。全国平均は7869円です。後発地域が単価は高い傾向があります。

 

また病院と診療所では病院の方が処方せんの単価は高く診療所の方が低くなってます。これは最近の地域医療と大病院の連携から、病院の患者の方が重症かつ長期化した治療が多いためです。薬種の量と投薬期間が違うことを顕しています。患者の年齢別では高齢者は服用する薬が多いので若い人よりも単価が高くなります。

 

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薬剤費が増える長期処方せんについて

 

処方せん1枚あたりの内訳を見てみます。薬費が77.3%、技術料が26.3%(2010年厚労省 医療費の動向調査)です。最近長期処方せんが解禁になり、1.3.6ヶ月の処方せんが有ります。結果として一枚あたりの処方せん単価が高くなります。しかし安価であるために、今は後発であるジェネリック医薬品を使う傾向もあります。その為に医薬品が安くなることもあります。

 

 

処方せん単価 :病院と診療所では病院の方が使用医薬品数、処方日数も多いため高くなる。分業先進地区と後進地区では、後進地区が高い。これは院外処方せんが病院に偏っていることによる。最近は処方日数が長期化して医薬品の量が多くなるため高くなる傾向があるが、後発医薬品の使用量が増えれば節減効果が生まれる。




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