処方箋とは何なのか?薬学について詳しく解説
ツイート処方せんとは薬の処方が書いてある文書のことです。そのとおりやれば効果がある薬ができることから、物事の解決策を言う時に「この処方せんでやってみて」などと例えて使われます。
情報の宝庫である処方せん
処方せんには、用法、用量、服用の際の留意事項や投与日数が記載されています。一日あたりの使用回数、一回の服用量、服用のタイミング(食前、食後、食間等)が記載されます。処方せんは医師が診察して、発行するため押印または署名の義務があります。診察しないで処方せんを発行することは禁止されています。
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処方箋の有効期限は4日間
公式文書である処方せんは薬局には3年間の保管義務があります。薬局は調剤年月日、薬局名、薬剤師名を記載しておかなければなりません。処方せんの有効期限は発行日を含め4日間ですから、必ずこの間に調剤してもらわなければなりません。
患者は薬局は自由に選べます。医療機関が薬局を指定することはできません。また、薬局も誘導することは禁止されています。また、時間を短縮するために医療機関から薬局に処方せんをfaxで送ることもでき、調剤予備行為として容認されています。しかし、医師より発行された処方せんを薬局に渡した時点で、初めて薬を受け取ることができます。faxは正式文書とは認められないからです。
最近ではジェネリック医薬品(特許切れ後発医薬品)の使用促進が推奨されています。様式がそれに連れて変わりました。現在は「後発医薬品使用不可欄に署名が必要ですが2012年4月からは個々の医薬品ごとに「変更不可」の署名するように変更されます。
■処方箋記載事項
患者欄:氏名、生年月日、男女、区分
保険医療機関の所在地、名称、電話番号
保険医師名印 :保険医が署名するか保険医名を記載し印
交付年月日 :患者に処方せんを交付した年月日を記載
処方せんの使用期間
処方欄 :医薬品名、分量、用法、用量
備考 :後発医薬品への変更の可否など
その他:調整済み年月日、保険薬局の所在地及び名称、保険薬剤師氏名印
用法・用量 : 用法は服用方法で毎食前、毎食後、就寝前など服用時点を指示するもの。容量は一回あたりの服用量。用法では希に食間があるが、食事中でなく、例えば朝食と夕食の間のこと。「頓服」は痛みがあった時など症状が出た時に服用するもの。
薬局の誘導禁止 : 医療機関から発行した処方せんは、あくまでも患者が自由に薬局を選べることが前提です。医療機関や薬局を特定して指定することは療養担当規則違反となります。faxで送信する際も、患者が自由に選べる仕組みが必要です。
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