女性客を掴むためのドラッグストアの戦略

ドラッグストアの顧客は、80％が女性です。35〜60歳が、そのうちの70％以上です。女心を掴まなくては、ドラッグストアは成功しません。ここでは、女性客の買い物行動の特徴を見てみます。

女性と男性では、買い物の仕方が違う

女性は、買い物をするまでのプロセスを楽しみます。男性にとって、商品の購入は目的です。女性の買い物時間は長く、店の人との会話も楽しみます。スタッフのアドバイスもよく聴きます。店の専門性やスタッフの接客レベルを判断します。

女性客の獲得は、新規は比較的容易ですが、他店への移行も気にしません。男性は逆になじみの店を作る傾向があります。女性は賢い買い物を喜びます。価格に敏感でシビアです。男性はコスト意識が女性より低いので、利益は取れるのです。

男性は、ナショナルブランドを好みます。（NB商品）クーポン券は女性は、多頻度のものを好みます。男性は、一度で大きな特典が得られるものがいいのです。女性は、時として男性より大胆な行動をとります。

あるTV局調査を示すと、「躊躇する金額レベル」の実験です。ランチは男性800円、女性3000円。カジュアルアパレルは男性2000円、女性1万円でした。価格に対してはシビアだが、出すところは出すのです。

心理学者によると、女性は男性より大きな夢追求性と「もしかしたら」という変身願望があるそうです。百貨店やドラッグストアで、高額なスキンケア商品が売れるのも理解できます。