ドラッグストア企業の提携戦略について
ツイート小売店は低迷していますが、ドラッグストア一人が勝ち組といわれ成長産業と目されています。しかしながら、小売業全体の地位はまだ低いのが現状です。米国のドラッグストアのように小売業の上位トップテンに入るように成長できるのでしょうか。
提携により新しく需要を掘り起こす
米国では小売業トップ10には、ドラッグストアが入っています。ウォルグリーン6兆円(1$=100円)で6位、CVSケアマーク5兆円で7位です。その他ドラッグストア業界では3位のライトエイド3兆円で13位です。ウォルグリーンがトップ10に入ったのは2002年です。CVSケアマートは2007年からです。
それまでは、ディスカウントストア、スーパーマーケット、ホームセンター、GMS、百貨店業態の企業がほとんどでした。この2社は急激に企業規模を拡大していきました。
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では、日本ではどうかというと、小売業の2008年度ランキングでは、1位のマツモトキヨシは約4000億円で29位、スギホールディングス45位、ツルハホールディングス53位とまだまだ下位に甘んじています。
マツモトキヨシの吉田雅司社長が、提携の記者会見で述べています。「ドラッグストアの中でナンバーワンといっても、まだ小売業の中では連結で4000億円は微々たる存在です。これからの少子高齢化社会や医療費高騰を考えると、ドラッグストアの役割は大きくなってきます。業務提携により今後の次世代型ドラッグストアの業態を確立していくでしょう。その意味では意義のある提携といえる」
提携は、一つの手段です。それによって、積極的な需要掘り起こしとして使い、業態全体を開発して企業規模を拡大していく姿勢なのです。
ライトエイド
Rite Aidは、1962年創業でペンシルバニア州に本社を置く、米国で第3位の薬局・小売チェーン。31州とワシントンDCに5000店以上を展開している。
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