業態の発展に欠かせないラインロビングとは?
ツイート業態店は他の業態店、業種店の利益を奪って成長してきました。ドラッグストアも同様に、薬局・薬店、化粧品店から商品を奪ってきたのです。業態が発展していくことには、ラインロビングは避けられない手法です。
ラインロビングによる業態の発展過程
現在、日本の小売業は全体が停滞しています。さらに、人口が減少していくこれからの時代には、売上減少にさえなるでしょう。この中で成長をするためには、ラインロビングが重要です。改正薬事法は、OTC薬販売など規制緩和を行われて、ドラッグストア以外の業態にその分野の利益を奪われつつあります。
ドラッグストアが成長するには、他の業態の売上を奪わなければ成長していくことはできません。ここが各企業の腕の見せ所といえます。現在のドラッグストアが各部門別に持っているシェアを示します。シェアが低いということは、市場開拓ができる可能性があります。
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その意味では、ドラッグストアのシェアが20%以下の商品を示します。調剤薬、健康食品、ベビー用品、介護用品、これらは取り扱い率が非常に低い状況です。健康食品はダイレクトマーケティングが6割以上のシェアです。
ドラッグストアでは、薬剤師や栄養士を活用して、OTC薬や調剤薬との飲み合わせを考慮したり、色々なカウンセリングを積極的に行うことで、シェア拡大は可能です。ドラッグストアのシェアが低いものでは、大きな市場を持つ食品。
そして、ペットに関する年間伸び率を考慮すると、ペット用健康美容・フード・ペット小物などが非常に魅力的な市場になります。
ラインロビング
これまで扱っていなかった商品群を他の業態から奪い取ること。
ドラッグストアの調剤
調剤市場は5兆円であり、ドラッグストア市場も5兆円。ドラッグストアーが一層の発展を遂げるためには、調剤市場を取り込むことが必須の要件になる。
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