米国ドラッグストアのトップであるウォルグリーン
ツイート日本のドラッグストア経営者の米国視察ではウォルグリーンには必ず立ち寄ります。日本は高齢化社会を迎えました。ウォルグリーンは地域密着型であり、利便性機能と同時に専門性を兼持しているためいいお手本となっています。
顧客目線での最良の店を目指す
ウォルグリーンは、米国を代表する企業です。1901年設立で100年の歴史を誇ります。「現状維持は後退なり」の考えを持っています。ドラッグストアのお手本としてトップをキープしています。08年まで34年間連続増収増益です。
米国ドラッグストア売上ナンバーワンをキープしています。しかし、ウォルグリーンは売上1位には興味はさほどありません。顧客にとっての良い店の一位を狙っているのです。激しい競争の米国で勝ち抜くのは、大変なことです。日本のドラッグストアが参考にするべきドラッグストアであるのです。
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@企業理念
「The Pharmacy American Trusts」(アメリカ人及びアメリカの国家に信頼されるファーマシーを作り、地域の人々の健康づくりに貢献する】が企業哲学です。ハリケーン、地震、竜巻の多い米国では、災害時に自分の家を省みることなく店に出て、地域の人々に薬を投げ出した薬剤師や従業員の自発的な行動は、全てこの企業理念に基づきます。
A基本戦略
「Staying Close](いつもあなたの側にいます)というスローガンが上がっています。「街で最も便利なヘルスケアプロバイダー」を目指しています。具体的にいうと、3F戦略です。(Forcus:専門性、FAST:便利性、Friendly:接客性)が基本です。
B専門性
1980年代16%の調剤売上でしたが、現在65%です。専門性のアップした店舗展開、医療サービス提供の2本柱で戦略を進めます。
C便利性
「他業態との差別化は、便利性が絶対的な武器の一つである」といえます。多様なサービス機能の設置、長時間営業、来店しやすい立地、便利性ニーズの高い商品の取り揃え。全て便利性を強化したものです。
ウォルグリーンのポリシー
ウォルグリーンは「企業理念の継続は優れた文化を作り、優れた企業文化は高い倫理観を生み出す。高い倫理観の会社には法律の条文を超えた義務感と目的がある。」というポリシーを掲げている。
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