ドラッグストアに求められている商品とは?
ツイートドラッグストアに商品を充実させて欲しいと望む売り場があります。「よく買う商品」と同じです。便利な店ではありますが、ドラッグストアにはまだ不足しているものがあるのです。
OTC薬、日用品でも充実を望む声も
商業界調査では、ドラッグストアで最も充実させて欲しい売り場はOTC薬です。ドラッグストアのOTC売上は、薬局・薬店、他業態と比較してダントツ売り上げ実績があります。しかし、なお充実を望まれています。「売れ筋商品だけでなく、広く多く品揃えを希望」しているのです。「特定メーカーに偏在」「用量幅が少ない」「無名品(PBブランド)が多すぎる」などが不満に思われていることなのです。
最近、核家族、一人暮らしが増えてきています。コンパクトで少ない商品が希望されています。子供への服用も重要な点です。ドラッグストアには、薬の専門店として「豊富な品揃え」と「豊富な知識」が求められています。
第2位は、日用雑貨です。ホームケア(住宅用洗剤、医療用洗剤、紙製品、殺虫剤、除湿材、家庭要因、台所用品)などの充実が求められています。街には雑貨屋は姿を消しました。ドラッグストアは、その役目を負わねばなりません。
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しかし、「調剤」はドラッグストアには期待されていません。ドラッグストア側は、「今後充実させたい分野」として調剤を挙げます。しかし、消費者はその認識を持っていません。「調剤は調剤薬局で」という意識なのです。
ドラッグストアには、調剤を行うという認識がないのです。ドラッグストアが、長く調剤を行っていなかったためでもあります。ドラッグストアが「調剤は常識」といえるようになって初めて、医療の担い手としての役割を分担でき、地位が確立したことになります。
特定保健用食品
1991年に保健機能食品制度が定められました。国が定めた企画や基準を満たす食品は、保健機能を表示することができるようになりました。保健機能食品には、科学的根拠を提出し表示の許可を得た「特定保健用食品」(トクホ)と、特定の栄養素を含み基準を満たしていれば表示できる「栄養機能食品」がある。
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