病院の入院特化により、門前薬局の役割が薄れる

病院の入院特化により、門前薬局の役割が薄れる

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厚労省は医療の見直しを進めています。病院は特殊な外来と入院患者に特化して、診察は診療所にという分担をするものです。今までの門前薬局の役割が薄れてきます。

 

病院の入院特化により、門前薬局の役割が薄れる

 

外来規制が厳しくなった大病院

 

日本では個人の主治医(かかりつけ医)という概念がありません。病気になれば、最初から大病院へ、という風潮です。このため、病院は労働時間も長く、重篤患者を見過ごすなどの問題が有り、厚労省はこの改善を始めました。対策として、初診料の加算(200病床以上)などで一見患者の減少を試みたり、逆に安くして待ち時間が多く外来を減らそうとしています。これにより、外来減少させ、特殊医療に専念する狙いです。

 

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立地戦略の見直しが必要な薬局

 

病院の外来患者への規制が強くなると、処方せん発行がへり、門前薬局はその役割が終わることになります。最近は大手調剤薬局チェーンは街中に設置されるようになってます。薬局の立地は、医療機関の変化とともに今後考えなければならない問題です。相変わらず門前で待ち続ける薬局の体質では未来はないといえます。

 

 

■外来紹介料
1996年に200病床以上の病院は、紹介状のない外来患者に対して特別料金を取れることとし、初診料の金額も高くした。
この金額は病院によって異なるが、1000〜5000円程度。外来患者が病院ではなく、かかりつけ医をまず受信してもらうための措置。

 

■病院の入院特化
今後の医療提供体制では、病院は入院、外来は診療所という流れが強くなる。病院が以来はがんなど特殊な疾患に限定されていく。
門前薬局のリッチが変化する可能性が高い。




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