顧客をロイヤルカスタマー化する方法とは？

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ドラッグストアは現在、ロイヤルカスタマー（信者客）作りに力を入れています。信と者で「儲け」という字になります。彼らこそが、売上と利益をもたらしてくれるのです。

ロイヤルカスタマーは、長期間店の固定客となります。利益商品を購入してくれます。また、口コミで新規客を誘導してくれます。

ドラッグストアは、10分程度の至近距離にあります。商圏人口1.5万～2万人の限定小商圏ビジネスです。遠くまで薬を求めにやってくるのではありません。ですから、その小商圏で客には繰り返し来店してもらえるロイヤルカスタマーになってもらわなければなりません。

ロイヤルカスタマーの多い店の利点は、次のものです。

第一は、顧客一人当たりの価値が高いことが上げられます。浮動客と比較すると累積売上高／粗利高が40倍も多いのです。つまり、一人が不動客40人に相当するのです。

第二は、「顧客満足を実現しやすい」ことです。限定された客ですからニーズもウォンツもすぐ把握できます。顧客満足は、提供しやすいのです。

「口コミ」は、非常に重要な宣伝広告といえます。それを無料で、しかも積極的に提供してくれているのです。

従業員の定着率を高めるのです。ロイヤルカスタマーに信頼されると、働き甲斐が増します。従業員のモチベーションを向上させ、定着率を高めます。

商圏人口
「商圏」は小売り店舗などの商業施設が影響を及ぼす地理的な範囲。商圏の中心から辺縁部までの距離を「商圏距離」といい、その施設を利用しているか否かに関わらず商圏内の人口を「商圏人口」という。

浮動客
小売業にとっては、同じ業態（例えばドラッグストア）でいくつかの店を使い分ける顧客のことを呼ぶ。逆に一つの店を使い続ける客を「固定客」と呼ぶ。