ドラッグストアの商品群は四分野に分けられている

商品群は四分野に分けられている

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コンビニでの平均買い物時間は、5分以内が普通です。消費者というのは、品揃えや価格以外にも、業態によって使い分けているのです。買い物時間も要素なのです。

 

ドラッグストアの商品群は四分野に分けられている

 

なぜ四つに分類されるのか?

 

ドラッグストアでは、店内の買い物時間は10分以内が基本です。10分以内というのは、消費者が便利性を感じる時間です。それを超えてしまうと、競合する他業態にいってしまうのです。10分間で買い物をするには、4箇所しか立ち寄れません。

 

ですから、ドラッグストアの売り場は、ヘルスケア(薬+ヘルスエイド商品)、ビューティケア(化粧品+トイレタリー)、コンビニエンケア(コンビニエンスフード)、ホームケア(家庭用品+日用品)に4分類されているのです。

 

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来店頻度や便利性で決める

 

ドラッグストアのコンセプトというのは、「健康づくりのための高い専門性を持つ、お客に徹底した便利性を提供する店舗」です。ヘルスケアとビューティケアは、ドラッグストアの各部門です。顧客のニーズには、健康と美容の専門性という期待を裏切ってはなりません。幅広い、かつ深い品揃えが必要なのです。

 

コンビニエンスケアは、来店頻度を向上させる戦略商品群です。即消費の清涼飲料水などは、便利性を追及して冷却しておくなどの形態で販売します。ホームケアは、顧客の便利性ニーズ対応商品として常に重点的に品揃えしておきます。これらは、洗剤、紙類、キッチン用品、ペット用品など消費頻度の高いものです。

 

 

米国ドラッグストアでは、ヘルスケアは他業態に負けない品ぞろえと売り場スペースをとっています。コンビニエンスケアやホームケアでは売れ筋商品に絞り込みます。品揃えは、専門性分野は、用途・機能だけでなくブランド名、パッケージサイズなどを広げています。

 

便利性分野は、その逆に用途・機能分野の中で同一機能商品を絞り込んでいます。色々な工夫が見られます。

 

 

用途・機能
商品分類では、部門(例:ビューティケア)、カテゴリー(例:ヘアケア)、品種(例:シャンプー)、用途・機能(例:ダメージ用)、品目(例:メーカーブランド)、単品(SKU)(例:花王・○○商品)の順に細分化される。用途・機能は品種を細分化した区分。




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