スギホールディングスの評判

ファーマシー事業とドラッグストア事業を両輪に成長している企業です。ここは当初から調剤事業とドラッグストアの事業を並列で展開してきました。アナリストには高い評価を得ています。

調剤事業でグループをけん引

スギホールディングスはドラッグストア事業のジャパンとファーマシー事業のスギ薬局、訪問看護事業のスギメディカルで構成されています。本社は愛知県安城市、杉浦広一代表です。ドラッグストアは調剤事業をあとで追加していったのですが、スギ薬局は当初から調剤室を組み込み薬剤師を配置していました。

調剤主体はスギ薬局、販売主体は地域型のドラッグストアです。トータルヘルスケアを行うことができるためスギ薬局は、処方せん調剤，ＯＴＣ薬・化粧品のカウンセリング販売、健康相談、在宅医療を行います。

調剤事業は増収増益を続けています。2001年には処方せん枚数4万枚、2010年には235万枚にまでなっています。物販のOTC薬や化粧品は景気変動を受けますが、調剤部門が堅実な成長をし常に増加しているのです。その結果スギ薬局はグループの7割を占めています。まさに牽引車の役割を担っています。

積極的に取り組む在宅医療、訪問看護

グループでは在宅医療に積極的です。薬剤師の在宅訪問薬剤管理指導はもとより、看護師・医師との連携により患者のQOLの向上を目指しアドバイスをています。看護ステーションの看護師が患者に応対します。人材教育がこれらの業務を支えています。

薬剤師は「地域住民のセルフメディケーション（予防・早期発見・自己治療）を支援する」「正確な調剤と適切な服薬指導・支援屋薬歴管理をすることによって、安全・安心の薬物療法を提供すること」が使命とされます。このための新人薬剤師は集合研修で講義、実習を行います。