クラフト
ツイートクラフトは調剤薬局の中で先駆的な存在です。モットーは「選ばれる薬局」であり、そのための創意工夫と将来へ向けての新しいチャレンジを続けています。
「患者との約束を守る」が理念
クラフトは現在は「さくら薬局」の名前で全国展開している業界第3位の調剤薬局チェーンです。店舗350、売上高1000億円(2012年3月)本社は東京、森要代表。クラフトは、医療機関、患者の両方から「喜ばれる薬局」を目指しています。
喜ばれるためには立地が大切です。基幹病院や診療所、街中とあらゆる場所に開局し、医療機関との信頼を強めながら連携を行っています。特筆はOTC役の取り扱いです。患者は医者に行く前に応急処置や予防的にOTC薬を使用します。数百点のOTC薬の知識ももちろん薬剤師は把握しているのです。
患者との約束事、特に待ち時間の通知はいいサービスです。そのほかに「清潔」「親切丁寧」「明るさ」をモットーにしています。外出しても携帯電話でお知らせシステムもあります。患者への対応はサービスを充実しています。大中型の店舗にはフロアアテンダントを置き、患者の質問や案内を行います。待合室には血圧計など簡易測定器を設置して誰でも気軽に使えるようになっています。
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社風で現場薬剤師の移行を反映
同社も医療安全への取り組みは積極的です。対策ソフトは自社開発で、ピッキングシステムや散薬鑑査システムを全店に設置、調剤過誤の防止に役立てています。さくら薬局の開店時間ですが、365日24時間営業が3店舗、当番制で24時間開局は4店舗あります。どのような対応もできるようになっています。
新たに在宅医療チームを立ち上げています。在宅患者訪問薬剤管理指導業務は全店舗で届出をして、現在は100店舗で実績があります。本格的な取り組みを開始します。さくら薬局は、現場の意見を尊重する社風が備わっています。24時間開局もその一つです。社員のやる気が会社を支えています。
■フロアアテンダント
さくら薬局の中型、大型店に配置されている。待合室で患者の不満、疑問などを聞いて、全てその場で解決するアドバイザーの役割を果たす。
■在宅患者訪問薬剤管理指導業務
薬剤師が患者宅、もしくは老人ホーム等の介護施設に出向いて医薬品の交付、服薬指導、副作用チェック、医薬品管理などを行うこと。介護保険利用者に対して行う場合は、「居宅医療管理指導業務」という。
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