アインファーマシーズ
ツイートアインファーマシーズは調剤薬局業界で最大です。店舗は522、全国展開です。またセブン&アイとも業務提携しています。調剤以外への事業を視野に入れています。
調剤薬局業界最大手に成長
調剤薬局最大手のアインファーマシーズについて見てみましょう。1969年札幌で発足しました。当初は受託臨床検査会社です。1993年に調剤薬局事業に進出し、1999年に本柿的に事業展開を開始したのです。(本社:札幌、大谷喜一郎)アイシングループは調剤、物販、その他の3本柱です。
事業展開は、新規出店とM&Aです。スケールメリットで利益を出し、過去5年間は増収増益を維持しています。連結売上高は1,294億円(2011年4月)、その9割は調剤事業のものです。グループは、アインメディカルシステムズ、アインメディオ、ダイチク、あさひ調剤、ホールセールスターズ(ジェネリック医薬品卸)、アインメディオ(ドラッグストア)、セブンヘルスケア(セブン&アイとの合弁会社)があります。
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調剤過誤防止、社員教育に力を入れる
その内容を見てみます。調剤事業では、調剤過誤防止システム、教育システム、患者へのホスピタリティを重視しています。過誤防止は、機器メーカーと共同開発した「PhAinシステム」を使用します。この仕組みは、レセコン登録情報と予め登録されているマスターと照合することで過誤を防止するのです。
また「G-Set」という、小児の体重から薬用量を自動監視するシステムや、全自動散薬分包機を導入しています。教育システムは3年間は新入社員として扱います。入社後社会人研修,OJT研修、二次研修、2年目は新人研修のインストラクター研修、3年目はフォローアップ研修です。
薬剤師は3年以上が経験者とされます。能力や意欲以外に、積み重ねた経験が重要であるのです。
■セブンヘルスケア
セブン&アイ・ホールディングスグループとアインファーマシーズの合弁会社。首都圏のイトーヨーカドーを中心に展開する。セブン&アイグループ初のドラッグストア「セブン美のガーデン」を展開している。
■OJT研修
On the Job Trainingの略。職場内で上司・先輩が、部下に日常の仕事を通じて、必要な知識・技能・仕事への取り組み等を教育すること。「職場内訓練」ともいう。
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