東日本大震災から学ぶ薬剤師の役割

東日本大震災から学ぶ薬剤師の役割 〜その2〜

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東日本大震災では、薬局は人々のライフラインの役割を果たしました。普段見過ごしてきていた薬局が開いているだけで、被災者には安心感を与えたのです。

 

東日本大震災から学ぶ薬剤師の役割 〜その2〜

 

ライフラインを担っている薬局

 

薬剤師の地域での役割は、非常時において医療機関と同じであることが、東日本大震災で認知されました。薬剤師は、色んなものが不足している状態で知識を総動員して、医師、患者、衛生管理への対応しなければなりません。

 

これは、大学での調剤上の理学的勉強以外に患者の容体や環境衛生、社会学、心理学、救急蘇生、応急手当,AED、その他の薬剤の一般知識を持ってなければ対応できないことでした。現代薬学教育は、これらすべてを網羅するものです。つまり、災害時医療は薬学教育とイコールなのです。

 

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日頃の啓蒙が重要なお薬手帳

 

お薬手帳は、災害時に効果を発揮します。災害時は、お薬手帳があれば薬局で調剤してもら得るのです。万一に備え、携帯しておくことも重要です。そして、薬局でもそのように患者に伝えているところもあります。

 

薬局でも、すべてが流れて記録が紛失することもあります。遠くのサーバーにバックアップを取ることも大切です。チェーン店などは、そういった事例もあるのです。

 

東日本大震災時、宮城県薬剤師会は「災害用掲示板」をホームページに立ち上げました。様々な情報収集に有効に機能しました。掲示板による情報が、震災対応に大きな役割を果たしたと言われています。

 

 

■被災地への薬剤師派遣
日本薬剤師会の集計によると、東日本大震災では全国から伸べ、8,300任意上の薬剤師が被災地へ赴き、支援活動を展開した。他にも病院薬剤師、ドラッグストア協会、製薬企業、卸企業などがボランティア派遣や医薬品、衛生用品の提供などに取り組んだ。




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