企業が生き残るためには利益が必要
ツイート理想が高くとも利益が上げられなければ、企業の存続は難しくなっていきます。利益のない経営は、罪悪といえます。顧客、従業員、社会貢献、投資家還元などの全てができなくなります。
顧客の満足料である利益
適正利益が出せない企業は、よい商品を、よい雰囲気の店舗で、よいサービスで提供し続けることができません。そして、従業員に満足に給料の支払いができないのです。地域のも納税できず、社会貢献など遠い話となります。
そして、株主への利益配当も、もちろんできないのです。利益は、顧客から頂く満足料です。顧客が支払う高い満足料は、決して企業の権利と考えてはいけません。顧客に十分な満足を与えなければならないのです。
マーチャンダイジングとマネジメント力は、企業に二つとも必要なものです。マーチャンダイジングで、利益と粗利益を作ります。マネジメント力で営業利益を作るのです。高度経済成長時代との違いは、マーチャンダイジング力で作られる売上が数値目標でした。しかし、低成長時代は、利益が数値目標となります。従って、マネジメント力が重要となってきたのです。
小売業(ドラッグストアも含め)が大事にしないといけない利益は、営業利益(粗利益から販売管理費を引いたもの)と、投資家の尺度となる投下資産対営業利益率(ROA:営業利益率×総資産回転率)です。
営業利益は、年間売り場面積一坪当たり10万円以上が合格です。また、投下資産対営業利益率は店段階で10%が合格、目標は15%です。この数値達成には、マネージメント力が必要となります。
ROA(投資資産対利益率)
企業が持っている総資産が、利益獲得のためどれだけ有効活用されているかを表す財務指標。
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