ドラッグストアとは何か?
ツイート2002年、ドラッグストアが経済産業省の商業統計に初めて取り上げられました。07年には、総務省の日本標準産業分類に取り上げられました。日本標準産業分類は、日本国内の産業を分類する上での基準です。
ドラッグストアの定義について
総務省による定義は、「医薬品、化粧品を中心とする健康及び美容に関する各種の商品を中心として、家庭用品、加工食品などの最寄品をセルフサービス方式によって小売する事業所」です。また、次の4つの標準を満足するものをドラッグストア業態との位置づけです。
- セルフ販売方式(店舗全体の50%以上)をとる
- 医薬品、化粧品、衛星用品、日用品を取り扱う
- 医薬品、化粧品の売上構成比が30%以上
- 取扱カテゴリーは医薬品、化粧品を含み5つ以上を取り扱う
ドラッグストア業態の特徴は、調剤薬、OTC薬、(一般用医薬品)を含むヘルスケア、化粧品及びトイレタリーのビューティケア、日用品・家庭用品のホームケア、食品のコンビニエンスストアの4本柱を扱うことです。
米国ドラッグストアの定義は、日本とほぼ同様です。すなわち「調剤薬・健康美容商品を中心に、勝つ消費者の便利性ニーズを満たす商品やサービスを取り揃え、セルフサービス方式を主体にする小売業」です。
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ドラッグストアを営業する方法について
法的には、薬局又は店舗販売業(09年までの改正薬事法施行前までは「薬局・一般販売業」又は「業種賞販売業」)の許可が必要です。過去は調剤を行わないで一般販売業、薬種販売業として営業していました。
しかし最近では、調剤も行うドラッグストアが増加しました。この場合は、薬局としての許可取得が必要です。09年施行の改正薬事法には、薬剤師以外の医薬品販売の専門家として登録販売者が創設されています。
登録販売者を活用することで、他業界からの参入も相次いでいます。ドラッグストアの既存業態を大きく変える可能性が出てきました。
調剤薬
薬局の薬剤師が医薬の処方せんに基づいて調剤する医薬品
OTC薬
Over The Counter Drugの略。医薬品による処方せんを必要とせずに購入できる医薬品。「一般用医薬品」「一般薬」「大衆薬」などとも呼ばれる。
トイレタリー
身体の戦場や身嗜み、嗜好などを目的とした商品の総称
医薬品
医薬品には病院などで使われる「医療用医薬品」と、ドラッグストアなどで買える「一般用医薬品」がある。一般用医薬品は、「大衆薬」「OTC薬」などといわれる。
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